布ナプキンは自分で洗濯をして繰り返し使います。そのため面倒に感じたり経血が付いた布ナプキンを洗うのは、ちょっと抵抗もあるのではないでしょうか。
けれども経血は本来非常に落としやすい汚れです。実際にやってみると「思ったより簡単だった」という方が圧倒的。
お手入れをするうちに、生理に対しての抵抗感がなくなったという方も多いです。
今回はつけ置きしない布ナプキンの洗い方をご紹介します。
布ナプキンの洗い方
STEP1.予洗い(すすぐ)
血液は固まると落ちにくくなるので、自宅など洗える環境にいるときは1枚1枚すぐに洗いましょう。
バケツやたらいに水かぬるま湯(30~40℃)を溜め、赤い液体が出なくなるまで水を何度か変えてすすぎます。中の血液を押し出すイメージですすぐと落としやすいです。
特に吸収体などが入った一体型ナプキンは中に血液が残りやすいので、しっかりすすぎしょう。
STEP2.石けんで洗う
よくすすいだら布ナプキンに固形石けんをすり付け、泡立てながら洗います。
石けんで洗う際は洗濯板を利用すると便利。奥に入り込んだ血液汚れをしっかり落とせるだけでなく、繊維同士をもみ洗いするよりも生地が傷みにくいです。
石けんカスが残っていると雑菌が繁殖する原因になるので、すすぎはしっかりと行いましょう。
石けん以外にバイオ洗剤「とれるNo.1」も汚れが良く落ちておすすめです。
STEP3.干す
布ナプキンは殺菌を兼ねて天日干しが基本です。洗った布ナプキンを絞って天日干しします。
絞るときは雑巾絞りは絶対にNG!ひねってしまうと生地が傷んでしまう原因に。
軽くたたんでから握って水分を飛ばすか、乾いたタオルではさみ水分を吸わせましょう。
すぐに洗えないときは…

忙しいときや、外出先ですぐに洗えないときはつけ置き洗いをします。特に育児中や仕事をされていて1枚1枚洗えない方はつけ置き洗いが楽ちんです。
シミになってしまったら…
シミの部分に石けんをつけて洗濯ブラシを使って叩き洗いします。
それでも気になるようなら酸素系漂白剤を使いましょう(塩素系漂白剤は生地が傷みやすくなるのでNGです)。
定期的に煮洗いするとニオイやシミが落ちて気持ちよく使えます。