メリットの多い布ナプキンではありますが、使い捨てナプキンの便利さに慣れていると、どうしてもデメリットと感じる部分はでてきます。
あらかじめ布ナプキンのメリットとデメリットを知っておくと、布ナプキンへの移行もスムーズです。
布ナプキンを使う前に知っておきたいメリットとデメリットをまとめました。
布ナプキンのメリット
肌にやさしい
布製ということで肌にやさしく、通気性がいいのでムレや嫌なニオイも気になりません。また、ムレからくるかゆみやかぶれなどにも悩まされることがなくなります。
自分の身体に関心が持てる
自分で洗濯することで経血や自分の身体に関心を持てるようになるなど、「生理や女性周期と仲良くなれる」ことも大きなメリットです。
お財布にも環境にもやさしい
布ナプキン1枚あたりの価格は1,000円程度。1,000円と決して安いものではありませんが、繰り返し使えるため長期的にみると低コスト。
ゴミも減らせるのでお財布にも環境にもやさしいといえます。
サニタリーボックスが必要ない
布ナプキンは使い捨てではないので、サニタリーボックスが必要ありません。そのためトイレ周りがスッキリします。
また、外でもサニタリーボックスに触れる必要もなくなります。
買い置きが不要
布ナプキンは繰り返し使用できるので、使い捨てナプキンのように毎月購入する必要がありません。
買い置きがなくて急に生理が始まっても、慌てて買いに走る必要がなくなります。
急に生理がきても安心
おりものライナーとして常に下着にあてておけば、急に生理がきても下着を汚すことがなくなります。
経血量に合わせて使用できる
布ナプキンは一体型、ハンカチタイプ、ホルダー、パッドなどバリエーションが豊富です。
経血量が多くてモレが気になるときは一体型、逆に少ない日はハンカチタイプを…と自分の経血量に合わせて使用できます。
布ナプキンのデメリット
洗濯が面倒
慣れるまでは洗濯が手間に感じることが多いです。特にめんどくさがり屋の人は洗濯が面倒くさく感じてしまうかもしれません。
外出時に持ち帰る必要がある
布ナプキンは洗って繰り返し使うもの。そのため外出先で取り替えた汚れたナプキンは持ち帰る必要があります。
洗濯と同様、慣れるまでは使用済みの布ナプキンを持ち帰るということに抵抗を感じるかもしれません。
モレが心配
使ってみると「意外にモレない」という感想も多い布ナプキンではありますが、使い捨てナプキンのビッグサイズに比べると、どうしても劣ります。
こまめに替えられない事情のある方が布ナプキンを使うには、重ねや防水仕様の布ナプキンを選ぶなど工夫が必要です。
血液感染の心配
布ナプキンは経血汚れです。血液を介して感染する肝炎やHIVなどの感染症リスクがあります。
使い捨てナプキンならそのままゴミに捨てることができますが、布ナプキンの場合はつけ置き中などにうっかり子どもが触れてしまう危険性があります。